ビルの空調設備の省エネ対策とは?

皆さま、こんにちは。

千葉県四街道市を拠点に空調・電気・給排水工事を手掛けている村上総設工業です。

ビルの管理者の皆さま、ビルで使用している電気代について把握されていますか?省エネ対策を行うビルは依然として増えており、如何にコストを抑えられるかを重要視する必要があります。そこで今回は、ビルの空調設備で行える省エネ対策について紹介していきます。



■ビルの電気代のうち空調設備は約5割



商業ビルにおいては、空調設備は電気代の半分近くを占めていると言われています。しかし、年々気温が上昇している今、気温の変化に対応するため空調設備は24時間365日稼働しており、電気代がかさんでしまう傾向にあります。また、毎年の猛暑で熱中症を訴える人が増加していることも原因の一つです。さらに、2011年に起きた東日本大震災をきっかけに電気料金は値上がりしているため、空調設備にかかる費用も年々高くなっています。このような問題は、設備の買い替えや設定温度を見直すことで、省エネ対策にもなります。温度を1℃変えるだけで10%の省エネ効果があることも分かっており、お金を費やさなくても自分たちの手で改善できるのです。



■清掃でも得られる省エネ効果



省エネ効果は、空調設備の清掃でも得られます。

これはよく耳にする言葉ですが、省エネを実現するためには定期的にエアフィルターを清掃するのが良いとされています。エアフィルターの清掃は、消費電力が約5%削減できると言われているほか、室外機や室内機の洗浄も、消費電力削減につながります。定期的な洗浄や運転調整をすれば、不具合箇所も早期に発見することができるでしょう。また、室外機と室内機の両方に入っている熱交換器(フィン)の清掃も欠かさず行わなければいけません。実際に、定期的に清掃を行っていた場合と、長期間放置していた場合を比較すると約27%消費電力を削減できたというデータがあるほどです。このように、空調設備の清掃は、省エネ対策はもちろん、更新工事の必要性を把握するきっかけにもなります。



■設定だけでも省エネ効果も



空調設備は、設定を変更するだけでも省エネ効果を発揮します。

国内では夏期には28℃、冬期は20℃に空調設定することが1つ基準となりつつあります。例えば、冬期に設定温度を21℃から20℃に設定し直した場合、省エネ効果は約2~3%得られると言われています。

空調の区画の見直しはもちろん、利用していない空間は空調を停止するなど、限られたエリアのみに使用することも大切です。



■空調設備を見直して省エネへ


省エネには、照明機器やOA機器、そして空調設備といった固定エネルギーの低減が重要です。日々の手入れやメンテナンスは省エネ効果を高めるためにも大切です。

しかし、場合によっては空調設備を改修・更新工事が必要になります。では、具体的にどのような対策が重要となるのでしょうか?まずは、空調設備を買い替えずに行える省エネ方法として挙げられるのは、断熱塗装を施すことです。空調の負担を軽減するのに有効ですし、費用も最小限に抑えられます。他にも、敷地面積が広いビルにおいて有効な省エネ対策として、室内をビニールカーテン等で仕切るという方法があります。空調を効かせたい場所を絞り、カーテンで仕切ることで熱や冷気がとどまりやすくなります。

また、場合によっては、空調設備を新しくすることも視野に入れておきましょう。古くなった状態で使用し続けるよりも、空調設備を新しくした方が省エネにつながる可能性もあります。



今回は、空調設備の省エネ対策や更新工事のタイミングについてご紹介しました。

村上総設工業では千葉県四街道を拠点に1都3県を中心に空調、給排水、電気工事を手掛けております。たとえ空調設備の見直しのみでお受けすることはもちろん、空調・給排水・電気工事をワンストップで一括対応することも可能です。

工事の相談や見積もりは無料で承っております。空調・電気・給排水工事でお悩みのことがございましたら、お気軽にご相談ください。