皆さん、こんにちは。千葉県四街道市を拠点に、空調工事・電気工事・給排水設備工事を手掛けている株式会社村上総設工業です。
電気工事士として働いている方のなかには、エアコンや空調設備の仕事に興味を持ちながらも、
「空調工事は未経験だから、転職すると年収が下がるのではないか」
「第二種電気工事士の資格や現場経験は評価されるのか」
「電気工事とエアコン工事では、どちらの方が将来性があるのか」
と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、電気工事士の資格や経験は、エアコン工事でも大きな強みになります。
ただし、資格を持っているだけで年収が決まるわけではありません。これまでの経験をどのように評価してもらえるか、入社後にどこまで仕事の幅を広げられるかによって、将来の収入は変わります。
今回は、電気工事士がエアコン工事へ転職した場合の年収の考え方と、経験を収入につなげるための会社選びについて解説します。
■電気工事士がエアコン工事へ転職すると年収はどう変わるのか
電気工事士からエアコン工事へ転職した場合、必ず年収が上がる、または下がるとは一概にいえません。
転職後の年収を左右するのは、主に次の3点です。
- 電気工事の経験年数や担当してきた工事
- 転職先が電気工事経験をどこまで評価するか
- 入社後に担当する空調工事の内容と役割
たとえば、電気工事士の資格を持っていても、転職先がエアコンの取り付け経験だけを評価する会社であれば、空調未経験者に近い条件からのスタートになる可能性があります。
一方、空調工事だけでなく電気工事も自社で行っている会社であれば、配線や電源工事の経験を活かせるため、これまでの経歴を評価してもらいやすくなります。
重要なのは、求人票に書かれた金額だけを見るのではなく、「自分の経験が、入社後のどの仕事に活かせるのか」まで確認することです。
エアコン取り付け業者全体の年収相場については、以下の記事でも詳しく解説しています。
▶ エアコン取り付け業者の年収相場は?未経験から稼ぐ3つのコツ
■エアコン工事で活かせる電気工事士の経験
エアコンは本体を設置するだけでは動きません。機器に合った電源を確保し、建物の配線や電気容量を確認する必要があります。
そのため、電気工事士として身につけた知識や現場経験は、空調工事でもさまざまな場面で活かせます。
・配線や電源容量を確認する知識
エアコンを設置する際は、使用する機器や建物の状況に応じて、電源や配線を確認します。
既存の回路で対応できるのか、専用回路が必要なのか、分電盤やブレーカーに問題がないかなど、電気工事の知識が役立つ場面は少なくありません。
電源側の状況まで考えられることは、エアコン本体の取り付けだけを経験してきた人にはない強みになります。
・図面を読み、工事の流れを考える力
電気工事の現場では、図面を確認しながら配線経路や作業手順を考えます。
この経験は、空調工事において配管の経路や機器の設置場所、他設備との取り合いを考える際にも活かせます。
現場全体を見て、次に必要な作業や材料を予測できる人は、空調工事でも頼られる存在になります。
・安全確認と他業者との連携
電気工事士として現場に入った経験があれば、感電や漏電を防ぐための安全確認、工具や材料の管理、他業者との声かけといった基本が身についています。
空調工事も、一人だけで完結するとは限りません。建築・内装・電気・給排水など、複数の業者が同じ現場で作業することがあります。
周囲の工程を確認しながら安全に作業を進められることも、転職後に評価されやすい経験です。
■電気工事士でも新しく覚える必要がある空調技術
電気工事士の資格や経験があっても、エアコン工事を最初から最後まで施工できるとは限りません。
空調工事では、電気とは異なる専門技術が求められます。
たとえば、次のような作業です。
- 室内機と室外機の設置
- 建物に合わせた配管経路の判断
- 冷媒配管の加工と接続
- 真空引き
- ドレン配管と水漏れ対策
- 試運転と不具合の確認
- 建物の外観を損なわない仕上げ
特に冷媒配管やドレン配管は、施工後のガス漏れや水漏れに関わります。電気工事の経験が長くても、空調特有の技術は現場で一つずつ覚えなければなりません。
だからこそ、転職先を選ぶ際は、資格の有無だけでなく、空調未経験者に対してどのような教育を行っているかを確認することが大切です。
■エアコン工事で年収に差がつくポイント
エアコン工事では、単に取り付け台数を増やすだけが年収アップの方法ではありません。
できる工事の範囲と、現場で任される役割を広げることが重要です。
・電気と空調を一緒に考えられる
電源工事は電気業者、エアコンの設置は空調業者というように、工事を分けている会社もあります。
一方で、電気工事と空調工事の両方に対応できれば、現場で確認や手配にかかる時間を減らし、工事をスムーズに進められます。
一人で何でも作業するという意味ではなく、それぞれの工事のつながりを理解し、適切な判断ができることが評価につながります。
・家庭用だけでなく業務用空調も経験する
家庭用エアコンと、店舗・オフィス・工場などで使用される業務用空調では、機器の規模や施工方法が異なります。
業務用空調では、より複雑な配管や電源、他設備との調整が必要になることがあります。
さまざまな建物や機器を経験し、対応できる現場を増やすことが、技術者としての価値を高めます。
・現場をまとめる役割を担う
技術を身につけた先には、職長として作業員に指示を出したり、工程や安全を管理したりする役割があります。
会社が評価するのは、手を動かす技術だけではありません。
現場の状況を判断する力、後輩に教える力、他業者やお客様と調整する力も、役割と収入を上げる重要な要素です。
転職を決める前に、まずは募集内容を見るだけでも大丈夫です。現在の経験をどのように活かせるのか、確認してみてください。
■転職で年収を下げないために確認したい求人条件
転職先を比較するときは、月給の金額だけで判断しないことが大切です。
以下の点を確認しましょう。
・電気工事の経験が給与に反映されるか
「経験者優遇」と書かれていても、何の経験を評価するのかは会社によって異なります。
電気工事の経験年数や担当してきた現場を伝え、入社時の給与にどのように反映されるのかを確認しましょう。
・基本給と手当の内訳
求人票の月給に、固定残業代や資格手当が含まれている場合があります。
基本給はいくらなのか、第二種電気工事士などの資格手当は別途支給されるのか、残業代や賞与はどうなっているのかを確認する必要があります。
・空調未経験者への教育方法
電気工事の経験があっても、空調技術については教えてもらう必要があります。
誰が指導するのか、どのような現場から担当するのか、入社後に仕事を覚える流れが決まっているかを聞いてみましょう。
・道具や資格取得費用の負担
空調工事では、専用の工具や新たな資格が必要になることがあります。
工具を自分で購入するのか、会社から支給されるのか、資格取得にかかる費用を会社が負担してくれるのかによって、実際に手元へ残る金額も変わります。
■電気工事の経験を空調・給排水へ広げる
株式会社村上総設工業では、空調工事・電気工事・給排水設備工事をワンストップで手掛けています。
電気工事の経験を活かしながら空調工事を学び、さらに給排水設備とのつながりも理解できる環境です。
建物の設備は、それぞれが完全に独立しているわけではありません。
空調機器には電気が必要であり、機器から発生する水を排出するためのドレン配管も必要です。複数の設備を理解することで、目の前の作業だけでなく、建物全体を見て判断できる技術者を目指せます。
業務に必要な資格の取得費用についても、会社が支援しています。
「今までの電気工事経験を活かしたい」
「空調工事まで対応できるようになりたい」
「将来も必要とされる技術者を目指したい」
そのように考えている方は、まずは仕事内容や働き方について話を聞いてみませんか。
応募するか決める前のご相談でも大丈夫です。電気工事の経験が空調現場でどのように活かせるのか、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

